Terevist!
なんでか今、Aegviiduという町の図書館にいます。
本当はTartu(タルトゥ)に行きたかった
今週、水木金と有給を取ったので、タルトゥにでも行こうと思っていました。
タリン→タルトゥの電車チケットを購入し、気合い十分。
時間はちょっとギリギリだったけど、間に合うと思って、Samsa Family Bakersで道中で食べるためのパンも2つ買いました。
が、もう勘付いてる人もいるでしょう、そう、乗るはずだったタルトゥ行きの電車が目の前で行ってしまいました。
13:13発だと思っていたのですが、13:11発だったんですよね。まあそんなギリギリで行動するなっていう話なんですが。
そんなわけで途方に暮れ、でもかと言ってこのまま家に帰るのも癪なので、「他の電車に乗ろう」と思いつきました。
選ばれたのは、Aegviiduでした
他の電車の選択肢として、Rapla行き、Turba行き、Aegviidu行きの3つがありました。
ちゃかちゃかっとGoogle Mapで検索してみて、なんだか一番ビューティホーだと思ったのがAegviidu。
どうせ1人の旅だし、こういう時は臨機応変にと思い、Aegviidu行きのチケットをElron(エストニアの鉄道会社)ウェブサイトから購入。
タルトゥ行きが9ユーロ以上したのに対し、Aegviidu行きは3.15ユーロしかしませんでした。安い。まあ距離もタルトゥより近いからね。(タリン・タルトゥ間は180km、タリン・Aegviiduは70km)
そんな訳で、タルトゥへ行くはずが急遽Aegviiduに行くことにしました。
来たけど、“何も”無い
まあこうなることは、薄々わかっていました。
電車内で、Aegviiduのカフェに行こうかなと検索してみたものの、町に一軒だけあるカフェは、「15時閉店」と書いてありました。
Aegviiduに着くのは、14:34。
以前、Maarduというタリン郊外の町に行ったことがあるのですが、Maarduも町に一個しかカフェもレストランもなかったので、デジャブを感じます。
エストニアの小さい町(タリン、タルトゥ、Viljandi、Parnu、Haapsaluなどを除く)は町にカフェが1個でもあれば十分なのかもしれません。
Aegviiduに到着するものの、恐れていた通り、やっぱり“何も”ありません。
うろうろしていたら、図書館を見つけました。平日は17時までやっていると書いてあります。
「Aegviiduに本当に何もなかったら、ここで過ごそう」と決意。
図書館に入ったら、女性2人が働いていました。
ちょうどトイレしたかったので、まずトイレを借ります。
「Aegviiduに今も開いている場所ありますか?」と聞いてみました。
「学校と、あと森林センター、スーパーが2つ開いているけど。Aegviiduは小さいからね〜」と教えてくれました。
開いている場所聞いて、「学校」が出てくるのちょっと面白かったです。
森林センターをオススメされたので行ってみたのですが、今日は閉まっていました。(なお、開いていたとしても16時まで)
そして、また図書館に戻って来て、今に至ります。
“何も”無いけど、森はある
何も無いと書きましたが、それはあくまで、「カフェ、レストラン、観光地が無い」というだけで、本当に何も無い訳ではありません。
図書館もあるし、スーパーもあるし、何より、森があります。
すでに日が沈んで暗くなっていたのと、雪道でツルツル滑るのと、1人で行くの怖いのとで、今回は行きませんでしたが、ちゃんとハイキングコースも作られている森がAegviiduにはあります。
地図を見たら湖が4つもあって、暖かいシーズンだったら、本当にGoogle Mapの写真のようになるんだろうなと想像できます。
学校の周りをうろついていた時(怪しい)、地元の人たちがスキーをしているのも見ました。
夏はハイキング、冬はスキー、たまにカフェ(15時閉店)や図書館(ちゃんと17時まで開いている)に行ければ、生活として十分充実しているのかもしれません。
エストニアの小さい町に行くと、「こういうところに住んだら、どういう感じなんだろう?」と考えたりします。
東京のみならず、タリンと比べても、全然違うので。
まあどこに住んでも結局ずっとYouTube、Twitterを見ている人生かもしれませんが。
では、そろそろ図書館を出て、タルトゥ行きの電車に乗ろうと思います。今度こそ乗り遅れないようにしなければ…!