新卒から、エストニアで働き始めて1ヶ月以上経ちました。怒涛の1ヶ月だったなあ。
楽しさ0.1%・苦しさ99.9%くらいですね。
エストニアで働く中で、「意外とみんな真面目に働いてるじゃん」とか、「日本よりも労働環境酷くない?」とか色々思うことはあるんですが、今日はちょっとポジティブ寄りな話を。
それは、エストニア人が残業しないってこと。18時には、オフィスビルから人が消えていきます。
その理由について考えてみました。
1. そもそも「残業代」がない。
これが多分最大の理由だと思います。私の働いている会社もそうだし、他のエストニアの会社でも残業代が出るところを未だ知らないです。
かなり大きい会社では、残業代は出ない代わりに、「残業した分だけ、次の日とか早く帰っていい」っていう制度がある会社もあるみたいです。私の会社はそんなん無いけど。
残業代出なかったら、そりゃ誰も残業しないよね。定時までに仕事終わらせようとするよね〜〜。って感じ。タイムリミットがある方が、仕事の効率が上がるんじゃないかな?とも思います。
しかし、これって労働基準法とかに抵触してないのかね?そういうところ謎です。
2. 「8時間きっちり働けばいい」っていう考え方。
「7時から働き始めたら、昼食休憩30分入れても、15時半には帰るでしょ」と言っていたのは私のルームメイト。
まじできっちり8時間、それ以上も以下でもなく、8時間働くぞ!っていう意気込みを感じました。
もしそれで成果が出ていなかったら上司にぐちぐち言われるのかもしれないけど、基本みんな(ボスも含めて)そんな感じなので、定時に帰っても問題ないみたい。
ただ、「6時から働き始めて、14時で帰っちゃった同僚が注意されていたよ」と同上のエストニア人が言っていたから、あまりにもチームメンバーと違う時間で働くと怒られるのかもしれません。
3. 家族>>>>>>>仕事
「よく北欧の人は〜家族を大切にするんだよね〜〜〜〜」みたいに言うじゃないですか。日本のテレビとか、北欧マニアっぽい人とか。
あれって、家族を持つ予定が1ミリもない私は、「ほ〜〜〜〜〜ん」くらいにしか思ってなかったんですが、エストニア人(自称“北欧”)もまじで家族第一主義だなと思います。
週末は、家族でタリンを離れてエストニアの地方にあるサマーハウス(別荘的なところ)で過ごすし、ライブとかのイベントでも子供を連れて家族で来ている人が目立ちます。お父さんが一人でベビーカー押してるのもよく見かけます。
そんな彼らにとって、仕事を20時までして、家族をないがしろにすることの方が、かなりありえない事なんじゃないかなと思います。
でもね、家族のいない人にとってはこの文化辛いんじゃないかなとも思う。
東京にいたら、独身で恋人がいない人ってそんなに珍しくないと思うけど、エストニアではそんな人いるのかなってくらい珍しい気がする。超主観ですが。
あと、同僚とつるむみたいな文化は、やっぱり日本独特なんですかね。エストニアでも、同僚と友達みたいに仕事終わりに飲みに行くみたいな会社もあるらしいけど、日本よりはもっとドライな感じがする。
だから、日本の会社の飲み会とかが嫌な人には、楽園かもしれん。
そんなこんなで、エストニア人が残業をしない理由を考えてみました。
ちなみに、私もほぼ残業はしてないです。10時から仕事始めて、18時半くらいに帰ってるんですが、それでもオフィスビルいつもガラガラです。始業時間が早い人が多いっていうのもあるかもしれません。
あと、これからはもっとエストニアで働いている情報について書きたいなと思ってます。何か特に気になることあればコメント欄とかで教えてくれたらありがたいです。
アクセス解析すると、意外な場所(ベラルーシ、マレーシア、中国など)から読んでくれている人がいるみたいなんですが、どこから知ったのかとかとても気になります。。。
(ところで、この記事のサムネイルは全然関係ないですよね。「work」で検索したら出てきて、面白いと(私は…)思ったから使いました)