こんにちは〜。今日は、風が強いタリンのカフェテラスから書いています。机に置いた腕時計が吹き飛ばされそう。でも、カフェの中は蒸し暑くて…。
一昨日、ゆうりさん(※)と一緒に、前から気になっていた「なんでこんなとこにあんの?」というようなサウナに行ってきたことを書きます。
日記です。
※まだゆうりさんを知らない…?記事はこちら(あとで読んでね)↓
トラム駅の真ん前にあるサウナ
正直、こんなところにあるサウナって、なんか汚いんじゃないか…?と思っていました。タリンの中でも数少ない都会の喧騒的な場所にあるから。
あと、一番最初の写真をよく見てもらうとわかるんですが、なぜかウエディングドレスを着たマネキンみたいなのがディスプレイに飾ってある。(クリスマスツリーなときもある)
ただ、サウナマニアなエストニアの知り合いが、「意外と良い!」とFacebookに投稿していた記憶もあって、行ってみることに。
入ってみると、意外な光景…!
期待が低かったせいもあるかもしれませんが、入ってすぐに思ったのは、意外と綺麗(失礼)!
入って左側には、渋い本棚があって、本がたくさん並んでいました。これは、日本の銭湯に漫画がたくさん置いてあるのと同じノリなのか…?
そして、タリンの街中にあるとは思えないような、落ち着いた雰囲気。
サウナに入れまてん。
受付のおばさまにTere!と言って話しかけると、何かをエストニア語で説明している模様。
ゆうりさんと私はエストニア語がわかりません。
しばらく、えっと…となっていると、おばさまが小さいカレンダーを持ち出して、次の日を指差している。
そこで、勘のいいゆうりさん:
「もしかして、今日は女性用のサウナ開いてないって言ってるんじゃない?明日来い!ってことかも。」
で、身振り手振りで、「Women?Tomorrow?」と聞いたら、どうやらそうみたい。
ガーン。
そして、サウナを出て、扉を見ると、確かに『男性サウナは週6、女性サウナは週3で開いている』と書いてある。ぐぐ、ぐやしい…。
諦めきれない我々は2軒目のサウナへ
しかし、この日はサウナに入るのが主目的。
ゆうりさん:「近くに、前に1人で行ったサウナがあるから行こう」
(ちなみに、トラム内でマスクをしているのはまたもや私しかいなかった。8月2日からエストニアでのコロナ感染の拡大を受けて、公共交通機関でのマスク着用また義務になるけど、みんな守るだろうか…)
Bussijaam駅からすぐ2駅のPaberi駅で降りて、少し歩いて着いたのは、Raua saun。
中に入ると、がらーんとしていて広い。カフェも併設されているみたい。行った時(18時頃)にはもう閉まってたけど。
値段は1人7ユーロほど。ゆうりさんが別日に行ったときは少し安かったらしい。これは他のサウナにも言えることですが、曜日によって営業時間や値段が違う。私たちが行ったのは木曜日の夕方です。
そして、ヴィヒタ(エストニア語だとVihtと言うらしい)も買う。4ユーロ。
受付の人に言ったら、2つ出されたけど、2人で1つの使えばよくね?となったので、「1つでいい」と言うと、「え…?」みたいな顔してた受付の人。
もしかしたら、家族でもない限りヴィヒタをシェアして使うのは珍しいのかもしれない。サウナのことあまり知らないから、わからないけど。
着替えるロッカールームは、ジムのロッカールームみたい。普通に綺麗。
エストニアのサウナ施設って、裸で入るのか水着で入るのかわからなかったんですが、ゆうりさんが事前に「裸だよ!」と言ってたので、持ち物はビーサンとバスタオルくらいで、ちょう楽でした。
ボディソープとかシャンプーを持ってきてる人もいました。
入ってみる。ヴィヒタの使い方
入ってみると、すでに先客が6人くらいいました。
エストニアの地元民っぽいおばさまたちと、英語・フランス語で話す若い女の子たち。
サウナに入る前に、日本の銭湯・温泉みたいに身体を洗う場所があるので、そこで何となく洗う。
そして、サウナ先輩のゆうりさんが、ヴィヒタの準備の仕方を教えてくれる。
〜エストニア人にゆうりさんが教わったヴィヒタの使い方〜
- まず、たらいに熱湯をためる
- そこにヴィヒタを入れる
- そのまま放置して、まずサウナに入る
- 1回目のサウナ終了後、熱くなったヴィヒタを持って2回目のサウナに入る。この時、たらいに入ったヴィヒタ汁はそのまま取っておく(重要)
- ヴィヒタで身体を叩くッ!痛いくらい叩きまくるッ!
- 2回目のサウナ終了後、取っておいたヴィヒタ汁(ヴィヒタ湯)を自分にかける
ゆうりさんは前回1人できた時に、エストニア人のお客さんがこれを教えてくれたらしいです。優しい。
そしてわたしもゆうりさんに教わることで、受け継がれていくヴィヒタ術……。
とりあえず、ヴィヒタを熱湯につけて、1回目のサウナへ。
あんまり熱くない…?サウナジェル大正解
わたしは、エストニアのサウナ施設のサウナに入るのはこれが初めてでした。
それまで、ジムに付いてるサウナと、エストニア人の友達のサマーハウスに併設されてるサウナ(家族の手作り)にしか入ったことがなくて。
ジムに付いてるサウナはそこまで熱くないけど、友達のサウナはめちゃくちゃ熱くて、『サウナ施設のサウナはどうなんだろう…?』と思っていたのですが、ここのサウナはあんまり熱くなかったです。
ゆうりさんがサウナジェルなるものを持ってきていました。
黒くてザラザラしてる。全身に塗りたくる。
さらに、我々の側には、先客が置いていったであろう、サウナアロマの空瓶も。
いろんなサウナグッズがあるもんですね〜。
確かに、エストニアのスーパーには、サウナコーナーみたいな一角があります。サウナ帽子やヴィヒタなどが売ってる。
今度わたしもそこでなんか買ってみようかなと思いました。
ヴィヒタ、あんたの出番よッ!
そんなに熱くないサウナもしばらく入ってると流石に熱くなってくるので、1回出ます。
そして、熱湯にためておいたヴィヒタを持って、2回目へ。
ゆうりさんのお手本を見たあと、自分でもやってみる。
とにかく、叩くッ!叩くッ!
そして飛び散る葉っぱたちッ!
『これ正解なの…?』とちょっと引くくらい、葉っぱが飛び散っていました。
背中は自分じゃ強く打てないので、お互いの背中を打つことに。
「これはなんかの癖(へき)が開花しそうですね」とか話しながら、背中を打ったり打ってもらったり。
常に飛び散るヴィヒタ(n回目)
途中で、フランス語を話す女の子たちもサウナに入ってきました。
エストニアのサウナなのに、日本語話者×2、フランス語話者×2という謎空間に。
その子たちは、水着を着てました。
でも、地元民ぽい人達は我々同様みんな裸ん坊だったので、たぶんエストニアのサウナ施設(特に男女が分かれているところなら)裸がデフォルトなのではないでしょうか。
男女共用のスチームサウナにも
日本のサウナみたいに中にTVが付いてたりはしないです。なので、ただ喋る。
2回目のサウナも出て、今度はスチームサウナに行くことに。このサウナ施設には、男女別の普通のサウナと、男女共用のスチームサウナしかありません。
バスタオル巻いて入ればOKかと。でも、私たちが入った時は誰もいませんでした。
これ、ゆうりさんに先に言われてたからここが男女共用のスチームサウナだとわかったけど、普通に裸のまま入っちゃう人もいそうなくらい、男女別のサウナから男女共用のサウナへの道が分かれていないので、裸注意報です。
ヴィヒタ汁を浴びる
最後の仕上げとして、取っておいたヴィヒタ汁を浴びます。
どんな効用があるのかは知らないですが、いい気持ちになります。
ハーブティーを全身に浴びてる気分。
カジュアルな滝修行
このサウナ施設の目玉の一つは、独特な水シャワーです。
天井にかかった木のバケツに冷水が溜まるようになっていて、そのバケツに付いた紐(縄?)を引っ張ると、冷水がバーっと降ってくる仕組み。
これが、楽しかった…!
癖になって、3回くらい1人でやってました。
紐を自分で引っ張らないといけないので、ドキドキするんですよね。
引っ張ると、冷水が降ってくるので、ちょっとした滝修行気分を味わえます。
サウナルールがわからない
日本の銭湯にもいろんなルールがあるように、たぶんエストニアのサウナにもルールがあると思うんですが、いかんせんわからないので、なるべく周りの人を見ながら、真似して行動しました。
サウナに通えば、ここら辺のルールもわかってくるのかな。
日本の銭湯みたいに新参者にちょっとうるさく(ごめんなさい)注意する主(ヌシ)みたいな人がエストニアのサウナにもいるのかと思ったんですが、今回行った限りではいなかったです多分。
でも、ゆうりさんは前回1人で行ったとき、他のお客さんに色々教えてもらったと言ってたので(優しい主)、時と場合によるのかもですね。
サウナの後は、タイ料理(タリンで暫定3位)
プールの後に、お腹空くのと同じ仕組みで、サウナの後もお腹空きますね。
小学生の頃、プールの後は、ほぼ必ずラーメンとアイス食べてました。
しかし今回私たちが行ったのはラーメン屋ではなく、タイ料理。
もともと、中華料理屋があった場所なのですが、店内とかもろ中華の時のままでした。
味は、タリンのタイ料理屋の中で暫定3位です。(3個中)
1位はNew Thaiで、2位はVery Thaiです。わたしの勝手なランキングでは。
この店は、エストニア人の好みに合わせてなのか、味が辛くない・まろやかすぎる…?感じがしました。
New ThaiとVery Thaiはおすすめなので、ぜひ行ってみてください。New Thaiはどっちかっていうと少し高くて、Very Thaiはもっとカジュアルな感じです。
辛くないタイ料理を食べながら、ゆうりさんの夏のアクティブな計画を聞いてました。
わたしは特にどこに行く予定もないのですが、確かに、ワクチンパスポートが発行できるので、行こうと思えばもうヨーロッパ内けっこう旅できるんですよね。
同僚たちも母国に帰省したり、南欧にバカンスに行ったり……。
わたしと言えば、タリン郊外の小さいな町・Maarduに行ったくらいです。これも、また日記で書きたいです。(本当だな?)
サウナ効果を感じる…?
サウナに行った日は、疲れたおかげかよく眠れました。
(その日4時に寝て7時半に起きたので、そのせいでは?という気もしますが。)
サウナに行くっていう予定があると『早く仕事を終わらせよう!』となるし、その前日も『早く寝よう!』と思うので、そういう意味ではとても良かったです。
今度は閉まっていた方のLeilisaunにも行きたいです。
あの古い見た目とは裏腹に、ウェブサイト見たら意外なまでに充実してて、「サウナは認知症の防止にも効くと言われています」みたいな研究とかも引用しててびっくりしました。
Don’t judge the sauna by its outsideですね(そんな言い回しはない)
タリンのサウナ紹介
行ったサウナ:Raun Saun
- ウェブサイト:http://rauasaun.ee/
- 営業時間:11:00 – 21:00 (最終受付は20:00まで)
- 料金: 月 – 水 5ユーロ、木 – 日 7ユーロ
- 特徴:滝修行の冷水シャワー
- サウナ:男女別のサウナ1つずつと、男女共用のスチームサウナ1つ
- 注意:男女別のサウナから男女共用のサウナへの道がスムーズすぎて、そのまま裸で行きそうになる
行くはずだったサウナ:Leilisaun
- ウェブサイト:http://www.tallinnasaun.ee/
- 営業時間:
男性用サウナ(MEESTE SAUN)月、火、木、金、土、日
女性用サウナ(NAISTE SAUN)月、金、日
共に、10:00-21:00(受付は19:00まで)
- 料金: 10ユーロ
- 特徴:トラム駅のすぐそばの見た目とは裏腹に落ち着いた店内
- サウナ:行ってないので、わかりまてん
- 注意:女性用のサウナは週3日しか開いてないので、注意。我々の二の轍を踏むな…!
Leilisaunのリベンジができたら、またブログ更新するかもしれません。
ばばい〜👋🏼
p.s. Raun Saunで、1人でなんかぶつぶつ言ってて『ちょっと怖い…』と思っていたおばさんのお客さんに、帰りエストニア語で呼び止められて、『ナニゴト?!』と思ったら、体重計の付け方がわからないっぽくて、電源つけてあげたら、笑顔で「Спасибо!」と言われて(なぜかロシア語に切り替えるおばさん)、ちょっといい気分になりました。