2023年は別れの年でした。エストニアで仲良くしてた友達3人がエストニアを去ることに😢
引き留めるだけの魅力が私にもエストニアにもないのかと思ったりしました(エストニア道連れ)。
気を取り直して、その中の1人、ゆうりさんに2回目のインタビューをしました!
1回目のインタビュー時には、エストニアで起業する夫についてきて専業主婦として生活するはずが、夫の売上はゼロで自分までも起業していたゆうりさん。今回はエストニアを去り、夫婦で世界一周の旅に!(旦那さんの名誉のために言うと、今は売上もあって上手くいってるそう👏)
イギリス→アイスランド→ハンガリー→エジプト→スペインを経て、現在滞在中のペルーからZoomで話を聞きました!
世界一周しながら週3仕事。フルタイム時より収入アップ
ーゆうりさんこんにちは!今どこにいるんですか?
リマのコワーキングアパートにいるよ。ネットで調べた高級住宅街みたいなところにしたからか、今のところ割と安全。
夫が日本に帰ってたから途中までバラバラだったんだけど、エジプト・カイロで合流して。そこからスペインに行って、直行便で12時間かけて南米に来た。
クリスマスプレゼントでビジネスクラスにしたから快適だった!フライトではずっとエジプトへの怒りの記事を作成してた。
ー怒りの記事。
1記事に収まりきらないから、ルクソール編、カイロ編、クルガダ編に分けることになりそう。
ー今働きながら旅行してる感じですか?
そう、基本週3で働きつつ、旅行してる。エジプトはWifi悪すぎて、週2くらいしかできなかったけど。
ずっと移動しつつ仕事だとマジでしんどいから、1箇所につき1ヶ月くらいこれからは滞在しようかと思ってる。
スペインで年越した後、リマ来た時とか、疲れすぎて寝正月。旦那は、3日間39度の熱出してたよ。
ー今どんな仕事してるんですか?
メインは、不動産トークンのプロジェクトの立ち上げの手伝い。あとは、BPO(外部委託)に関する調査関係の仕事。
あと、たまに、サウナ会社ともやり取りしたり。
不動産トークンのプロジェクトの私の役割は、立ち上げに協力できそうな法律会社とかシステム開発会社に連絡してる。
仮想通貨は好きだけど、開発するまでの知識はないから、正直、めちゃくちゃ難しい。
ーめちゃくちゃ飛び込んでいってますね…。
一昨日とかぶっちゃけ泣いてた。
顧客がゴールするところまで、自分で持っていけるのかなとか、色々思っちゃって。
そうしたら、旦那が、「重く考えすぎない方がいいよ。向こうがこの人いらないって思ったらすぐ切ってくる。社員雇うまでリスクは負えない段階だから、フリーランスのあなたを雇ってるわけで、フリーランサー側が気負う必要ないよ」って言われて、気が楽になった。
ー仕事内容がはっきり定まってない仕事って難しそうですね。
仮想通貨とか不動産とか、関わりたかった業界ではあるから、せっかく依頼もされたしやってみようかなって思ってやってる。
前フルタイムでマルタの会社でSEOの仕事してた時は、仕事内容決まってるし、SEOっていう専門性も磨かれるし、自分のメディアを作りたいっていう先の目標もあった。
収入は普通にフルタイムで企業で働いてた時より増えたよ。
ーえ!!!それは凄すぎる…!
でも、もうちょっと型あった方が楽は楽だね(笑)。フワッとした形で降ってくるから、自分の提案力が問われる。
ーていうか、仕事全部バラバラですけど、そもそも何経由で見つけたんですか?
不動産トークンは、ロコ旅。私、ロコ旅のエストニアカテゴリで最初に出てくるから、エストニア関連の依頼がちょくちょく来るんだよね。
調査の仕事は、日本のクラウドリンクス経由だった。
“特にやることのない”エストニアから、世界一周へ。
ーなんでそもそも世界一周することにしたんですか?
今回の発案者は私。価値観マップっていうのを真剣に作ったら、「マチュピチュとかクスコとかエジプトのピラミッドとかに行きたい!」ていうのがやりたいことの一つとして明確に出てきたんだよね。
あと、その前に、エストニアのロコ旅で観光案内もしてたんだけど、その時にクライアントで、世界一周したことのある日本人のおじいちゃん二人組がいたの。色々話を聞いてたら、「南米だけは、若くて体力あるうちに絶対行ったほうがいい。高山病とかあるから、高齢になるとかなり厳しい。」って言われて。
子供もいないし、「今しかない、今行こう」って決めた。
2023年の7月に夫婦で価値観マップ作り始めて。毎日話し合ったり、それぞれで考えたりして。9月には世界一周行くことが決まった。出発したのは11月。
正直、エストニアってあんまりすることないじゃん、だから全部考える時間に費やせたから、この決断ができたと思う。
世界一周の予定も予算も未定。だけど、将来が心配じゃない理由。
ー世界一周はこれからどこを回る予定ですか?
これから、クスコ、ボリビア(ウユニ塩湖)、アルゼンチン、メキシコに行く予定。
そういうつもりはなかったんだけど、行きたい国アップしていったら、古代文明の国だった。
で、そこから先は、未定。
YouTubeで旦那が見つけた「ニウエ」に行きたいかな〜とか言ってる。バチカンに次いで世界で2番目に人口の少ない国なんだよ。レストラン始めたり、政府顧問にまでなってるニウエ在住の日本人がいたり面白そう。
あとは、母が、私が色々お世話になった友達たち(トルコ人のマフメットとウクライナ人のアレクシー)にお礼を言うためにエストニア来たいって言ってるから、そうなるとエストニアにも行くことになりそう。
ペリン(エストニアで仲良くなったトルコ人、その後カナダに移住)も会いたいって言ってるから、カナダも行くかも。
台湾とかハワイの友達も来なよって言ってくるし、自分でもビビるくらいフットワーク軽い。
ーなんでもありですね(笑)。世界一周の期間とか決まってないんですか?
この世界一周の期間も予算も未定だよ。
この世界一周したあと、どこに定住するか決まってないから、それを考えるには、この経験を積んだ方がいいかなと思ってる。
ーお金とか心配になりませんか?
いろいろ行って、お金なくてもいけそうな生活ってのがわかってきた。
例えば、エジプト。1ヶ月10万稼がなくても生きていけると思う。住みたいかどうかは別として。
フルガダだったら、割といいAirbnbの物件で光熱費込みで1ヶ月6万8000円とかだったから。もしくは、Airbnbじゃなくて普通に賃貸を借りて、もっとランク下げた物件なら、1ヶ月1万-2万とかで住める。
外食しても最大2000円。屋台なら1食200円。自炊したらさらに鬼安い。
東京にいたら、稼がないといけないみたいなマインドが私はあって、上には上がいて、「いい生活」の基準が高かった。エストニアに住んで、色々価値観が変わったと思う。東京にいた時ほど、贅沢する場所もないし、したいとも思わなくなった。
あと、仕事は尽きることないと思う。もし本当に仕事探さないといけないってなったら、日本人だから日本には帰れるじゃん。大企業はきっともう無理だけど、ベンチャーで海外目指してるみたいなところなら入りやすいんじゃないかな。
エストニアで、フリーランス、業務委託、フランチャイズ、普通の会社員をやってきて、自分的には一貫性がないと思うけど、そういうのを面白いって思ってくれる人もいるみたい。「ガッツがある人が欲しい」って(笑)
あと日本で仕事が嫌すぎた時、副業で物の仕入れと販売をやってたんだよね。東京ビッグサイトに行って、ベビーグッズ買いまくって、家に置いて。その時は独身で、子供もいないのに、「もうすぐおめでたですか?」とか聞かれながら家にベビーカー5台とか置いてあったよ(笑)
だからいざとなったら、そういうのもアリかな〜。
ーたくましい…。
動けなかった20代を後悔。
ー話すたびに仕事変わってるんじゃないかってくらい、いろいろやってますよね。二の足を踏んでいる人へのアドバイスとかありますか?
エストニア移住を皮切りに、めっちゃ濃い5年間過ごしてる。逆に、20代の時何やってたんだろう、時間返して欲しいって思う。
仕事をずっと嫌だと思いながら続けてて、「ワーホリ行ってくるわ」とか言いつつも、会社辞めたらお金どうしよう…とかリスクに対しての恐れが強くて、結局4年間何もできなかったから。
でも今思うと、「全然なんでもできたじゃん!」って自分に思うよ。やりたいことがあってもどうしてもお金とか環境の問題でできない人もいる中で、恵まれてる状態でただ自分がリスク取ればいいって状態だったら、「なんでやらないの?どうして?」って。
あとは、周りの影響もあるかな。
エストニアに来て最初は日本大使館とか駐在コミュニティの中で生きてたんだけど、内輪の話とかカフェの話とかが多くて、なんでエストニアに来てまで”日本”をやらないといけないんだって思った。
それよりも、英語クラスで仲良くなったマフメット(トルコ人起業家)とかアレクシー(ウクライナ人エンジニア)といる方が楽しくて。でも彼らはいつも何かしらビジネスやってるから、向こうも、私が何もしてないとつまんないんじゃないか、じゃあ自分も働こうってなった。
二の足を踏んでる人は、やりたいことわからないってなることもあるかもしれないけど、とりあえずやってみて。自分の好き嫌いとか向き不向きとか自ずとわかってくるから、とりあえず行動。誰かに告白されて、よほど生理的に無理じゃなかったらデート行ってみる(※ゆうりさんの実体験)ようなノリでトライしてみて欲しい。
世界一周のこぼれ話
わたしはゆうりさんの考え方とか行動力の話が好きで、どうしてもそっちにこのインタビュー記事も傾いてしまったのですが、世界一周中ならではの話もここに紹介します。
狂犬病注射を打ちに行ったら… in ハンガリー
南米は野良犬が多いよ。狂犬病の注射はエストニアで2回、ハンガリーで1回打っておいた。
ハンガリーでは、初め予約した病院がやたらと動物のイラストが多くておかしいなって思ったら、「ここ動物病院ですよ」って言われた。
そこキャンセルして、急遽見つけた病院に行ったら、週末のせいか医者も受付の人もやたらとラフな感じで。「注射いくらかかりますか?」って聞いてもなぜか打つ直前まで教えてくれなくて、結局80ユーロだったんだけど。
で、それを旦那に愚痴ったら、珍しく彼がキレて、Google Mapのレビューに書いたのね。
そしたら、その病院の院長からメールが来て、「研修生が週末は担当していて、良くない対応だったことを謝ります。返金します」って。医者の態度は今まで行った病院で行った中で一番悪かったけど、結果オーライなのかな?(笑)
ラマ・アルパカ・モルモット in ペルー料理
ペルーが今まで行った中でちょうど40カ国目なんだけど、美味しい料理ランキングではかなり上位に食い込んできてる。
TOP1は断然和食。2位が韓国料理。3位がトルコ料理。4〜6位がスペイン・ポルトガル・ペルーのどれかって感じ!
ペルーはピスコサワー(葡萄の蒸留酒にライムと卵白入れて、サワーで割ったもの)が基本。魚料理も多くて、日本人の舌に合うと思う。
私アルパカが可愛くて大好きなんだけど、こっちの人はラマとかアルパカも食べるんだよね。リマで会ったおばさんがすごいおすすめしてきたから、アルパカ食べたよ。味のクセが強くて、ラクダの方が食べやすいかな。
モルモットも食べたよ。手足とかついてて口も開いてるから、結構見た目はグロテスク。これはもうリピートはないかな。アルパカはもう一回チャレンジしたい、今度はミディアムレアで!
そんな訳で、今の所ペルーすごい良い印象受けてるんだけど、気になるのがレストランのテレビでやってたニュース番組。1時間ずーっと犯罪の映像流れてて、麻薬関係とか爆弾仕掛けた人が警察にかなり乱暴に捕まえられてた。
工事とAirbnbサポートに悩まされる in エジプト
エジプトは、初めて「もう一生行きたくない」と思った国だったなぁ〜。
どこに行っても高い値段ふっかけられるし、女性一人だと色々セクハラもあるし、疲れる場所だよ。
あと、泊まったAirbnbが、朝7時半から夕方5時までずーっと工事してて。Airbnbに問い合わせたら、証拠写真とか動画を撮って欲しいって言われて、一人で工事現場行って、動画撮って、家でも音を録音したりしてた…。
でも、Airbnbの担当者も問い合わせるたびに違う人だから、同じ話を何度もして。1週間早く退去して、その分14,000円くらい返金されたよ。で、その後に予約したホテルの1週間分の20%補填してくれたんだけど、こういう情報も、最初から教えてくれれば良いのに全部小出し。
アメリカのAirbnbと日本のAirbnbに問い合わせてたんだけど、日本サポートの方がしっかりしててそっちが解決してくれた。
Airbnbに代わるもっと良いサービスがあればすぐそっちに乗り換えたいけど、今のところAirbnbくらいしかないから、結局ヘビーユーザーになってる。
ゆうりさんの最新情報
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「私もなんかやってみよー」と思えること間違いなし!