日本語のタイトル、もっとうまいのが思いつけばなあ…って思いました。
Stand Up for Ukraineというイベントに行ってきました。
スタンダップコメディのStand Upと、〜のために立ち上がる/支援するのStand Upで英語だとうまいことかかってるんですが。
それを表現できる日本語力もないし、頑張って搾り出そうというほどのやる気もなく…。
このイベントのさらに興味深いのは、チケットが全てウクライナのための寄付になっていて、ウクライナの前線で使うATV(all-terrain vehicle、全地形対応車)を購入するというゴールがあること。
目標額は確か7200€で、イベント中に到達してました。15€のチケット以外にも、10€寄付するごとに豪華景品(ウクライナの伝統衣装とかだった)が当たるくじ引きを引けたり。当たる確率は20%と高確率でした。
それ以外にも、結構お得価格(5-10€)で、ウクライナの蜂蜜とか手作りのアクセサリーが売っていました。
静かな国代表エストニアでスタンダップコメディてどうなの?
中身のスタンダップ自体もなかなか面白かったです。エストニアとスタンダップって、水と油なんじゃないの?梅干しとアイスクリームなんじゃないの?(よくわからない例え)と思っていましたが。
普段YouTubeでよくスタンダップコメディ見てるのですが、基本アメリカ人とかオーストラリア人で。
なんでエストニアで成り立つのか…?と不安になったかというと、
(1)スタンダップコメディできるコメディアンがまずいるのか
(2)観客はちゃんと笑えるのか、リアクションできるのか
の2点が気になっていました。
特に2かな。スタンダップコメディって動画見てると、観客のリアクション込みで作り上げていく感があるから。観客がノーリアクションだとコメディアンはどんどん窮地に追い込まれていくから。
そんな心配がコメディアン自身もあったのか、最初に出てきたエストニア人コメディアンがスタンダップコメディとは何かみたいなことをわざわざ説明してました。
面白かったら感情を殺さずに笑ってください。
笑うのが恥ずかしかったら、拍手してください。
みたいな基本説明。
1の懸念、スタンダップコメディアンがそもそもエストニアにいるのか、ですが、いました。それに普通に面白かったです。(←どんな上からの物言いだよ)
「エストニア人は仕事で求められる必要不可欠分だけ働く。それ以上も以下もない」
“Estonians work as much as they have to, as little as they can”というエストニア人コメディアンのジョークがなんか印象に残りました。
確かにそうかもー、言い得て妙だなと。
エストニア人って全部に言えたことじゃないですがもちろん、でも、こういう雰囲気は確かにあるかもと。
しかも、いい意味でも!
仕事をサボるってことはあんまりみんな無い気がして。ちゃんと必要不可欠分はやってるのがエストニアぽいていうか。
でも、それ以上はやらないぞ、と。
このコメディアンが例として出してたのは、クラブのバウンサー(警備員)
旧市街のクラブを出たところで殴り合いの喧嘩を客同士がしだして、みんなが見物客として見守ってたところ、アメリカ人観光客が、眺めているだけの警備員に対して「あんたはなんで見てるだけなの?!」と詰め寄ったところ、
「自分の仕事はクラブの中で起きたこと。外で起きたら、エンターテイメント。」
(If they do it inside the club, it’s my job. Outside, it’s an entertainment.)
と答えたという話。
てジョークを説明してとんだ興醒めですが…。この例が本当の話かどうかは置いといて、なんか雰囲気としてわかるかもwと思いました。
タリンもしくは世界の狭さ。いややっぱりタリンの狭さ
このコメディショーで、またしてもタリンの狭さを痛感したのですが、いいですか?(何が?)
ラインナップ1番目のコメディアンが、私が去年まで働いてた会社の同僚だったんですね。
しかも、カスタマーチャレンジって言って、普段カスタマーサポートにいないチームの人が、全社イベントの時に、カスタマーサポートを体験するという日がこの会社はあるんですが、そこで私がそのチャレンジやった時にサポートしてくれたカスタマーサポートチームの人だった。
まあこのくらいは予想できるよね、タリンに住んでる人ならさ…。
でも、さらに、このコメディアンの彼氏、私のエストニア語クラスのクラスメートでした。
このコメディアンの女性が舞台に立った時点で、「あ、あのクラスメートの彼女、元同僚じゃん!」って二つ頭に浮かびました。
この情報のせいで(おかげで?)、とあるジョークを言った時も、オチを予想できてしまいました。
「私は自分の下半身をオランダって呼んでる。いつ洪水が起きてもおかしくないから」
で、このオチが、
「私が出会った彼氏はオランダ人だったから、全部知り尽くしててよかった」
というところなんですが。
この彼氏がオランダ人だって知ってたので、最初のジョークの時点で!!!となってました。
これだけ書くと伝わらなそうですが、愛あるコメディでした。
で、このコメディショーが昨日のことなんですが、今日さらなる狭さを知りました。
同じエストニア語のクラスを取っていたウクライナ人夫婦と今日超久しぶりに会いました。夫の方に、野球のボールをお土産に頼まれていたので。(なんで?でもかわいいお土産)
そこで、この話をしたら、「実は、あのオランダ人クラスメート、いま私たちの会社で働いてるんだよ!」と。
そこまで繋がってるんだとびっくりしました。
たまに、タリンて同じ100人くらいで回してるんじゃないかって錯覚したりしなかったり。
この夫婦曰く、なんとなく見覚えのある名前があるなーと名簿リストを見て思っていたら、会社キッチンにクラスメートがいて、「ここで働いてるの?!」となったらしいです。
タリンて、でもフィレンツェより人口多いんですよね。(タ:42万、フィ:38万)
圧倒的観光客の多さ(inフィレンツェ)だから、そんな感じしないけど。
フィレンツェでも奇跡の再会(ウクライナで出会ったかぶさんと)を果たしているので、意外とフィレンツェも狭いのかもしれない。
1週間風邪ひいていたので、久しぶりにアクティブな週末でした。
あと、「狭さ」でさらに足すなら、このウクライナ人夫婦とブランチ食べに行ったら、元同じチームの同僚のお兄さん(2人ともそっくり)がいました。
追記:
今思い出したのですが、あともう一個ありました。今日この夫婦と会う前に寄ったお土産物屋で、同じエストニア語クラス取ってた別の人が働いてました。
これを夫婦に言ったら、「あーあの夫婦(今日私がお土産物屋で会ったのは妻だけ)と子供にはよくばったり会うよ〜」と言われました。みんなそこいらじゅうで会ってる…。
元同僚に関しては、エストニアで人の多い会社で働いていたから、そもそも「元同僚」自体が多いっていうのはあります。でも、エストニア語クラスは20人いるかいないかぐらいでした。
久しぶりに元クラスメートたちに会ったら、先のウクライナ人夫婦はB1エストニア語試験受かってるし、お土産物屋で会ったベラルーシ人のところは、10年滞在ビザが出たらしく、なんかすごいなあと思いました。
A1で止まってるぜこっちは。