こんにちは、ゆみこです。
タイトル通りの話なんですけど、先日初めてエストニアのゲイバーに行ってきました。
というかエストニアに限らず、ゲイバーに行ったことなかったので、人生初のゲイバーでした。
きっかけは、Twitter「もちぎさん」のオンラインゲイバー
「もちぎさん」をご存知でしょうか?
もともとウリ専やゲイバーで働かれていて、その体験やもちぎさんの考えをTwitterやnoteを通して発信している、素敵かつおもしろい方です。
ちょうど去年の11月くらいからフォローし始めたのですが、そのもちぎさんが不定期で「オンラインゲイバー」を開くんです。
語るエピソードは全部おもしろいし、何よりもちぎさんの声にはリラクゼーション効果があるんじゃないかってくらい、聴いていて心が安定する感じがするんです。
そうしたら、実際にゲイバーに行ってみたくなったんです。オフラインで。
私はそれまで東京に20数年住んでいたのに、一度もゲイバーに行ったことがありませんでした。二丁目に行っても、通過するだけで。
もちぎさんの配信を聞いているうちに、「ゲイバーに行ってみたい」という気持ちが募り、しかし東京に次帰るのはいつになるかわからないので、「そうだ、エストニアのゲイバーに行こう」となった次第です。
タリン唯一のゲイバー?「X-bar」
行ったゲイバーは、エストニアのみならず「バルト三国最古ゲイバー」だというX-barです。
別にエストニア最古を探していたわけではなくて、私はただゲイバーに行きたくて検索したところ、そもそもタリンにはX-bar1つしかゲイバーがないという衝撃の情報を得ました(ゲイの人向けのストリップクラブみたいなのはあるようですが)。
「ゲイバーが、国の首都に1つしか無いなんてことあるの…?」とかなりショックでした。東京にはあんなにたくさんあるのに……。
タリンのゲイバー不足は、エストニアの人口が少ないだけじゃなく、それ以外に、エストニアでゲイカルチャーがそもそもあまり盛んじゃないことも要因としてある気がします。
同性婚は合法化されていないし、とにかくあまりLGBTQ+関連のイベントなどを見聞きすることがありません。(プライドパレードは一応タリンでもあったようですが…)
まあ、他に選択肢がないので、X-barに行ったのです。
行った感想
思ったよりもしょぼいっていうのが、正直な感想でしたが、何やかんや楽しめました。
日本だと、ゲイバーってお客さんとお店の人が話したりするイメージがあったのですが、X-barはお店の人は基本飲み物を用意するだけで、あとはお客さん同士で話したり、踊ることがメインのような感じでした。
しかしその踊る雰囲気が楽しかったです。なんかイケてる人しか踊っちゃいけないっていう呪縛があったんですが、そんなことなく、おじいさんもおばさんも踊りまくってて、なんか踊りやすい雰囲気でした。
ストレートのカップルもいれば、同性カップルもいて、友達同士できてる人もいたし、年齢もバラバラで、「私も踊っていいじゃん?」みたいな自由な空間でした。
途中、ノリノリのおじいさんとハイタッチしたりしました。(おじいさん、手冷たかった…)
このソフィアさんって人が歌うっていうイベントでした(入場料は、7€)。この人が有名なのかどうかは知らないです。
でも、来てる人たち盛り上がってました。
エストニア・タリンでゲイバー行くなら、ここ【X-barの詳細情報・イベントなど】
「エストニア・タリンでゲイバー行くなら、ここ」っていうか、まあここくらいしか無いからっていう消去法なんですがね。。。
タリンに来て、ゲイバーに行きたい人もいると思うので、X-barの場所やらなんやらについて書いておきます。
女性も全然いたので、ただ踊りたい人とかにもおすすめですよ〜。
場所
- Tatari 1, Tallinn, Estonia 10116
住所はここなんですが、ちょっと入口がわかりづらい。表の通りに店がなくて、「ここ駐車場だよね…?」っていうところに入っていくと、奥に店が見えます。
突き進んでいく勇気が大事です。
イベント
定期的にイベントが開催されてます。イベント情報は、X Baarのfbページで更新されてますよ〜。
注意点としては、夜11時からって書いてあるんですが、私が行った時は11時には全然始まんなかったです。
店員さんに聞いたら、「え、1時くらいじゃない?(何聞いてきてんだこいつって顔)」と言われました。店員さんの言った通り、1時になってやっと始まったので、他のイベントもそんな感じかなと思います。行く人はご注意を。早めに行っても暇だよ!
エストニアとLGBTQ+
はじめの方にも書いたんですが、エストニアではあんまりLGBTQ+関係のことが盛んではなさそう。
ヒューマンライツによると、年々同性愛を「acceptable」とみなす人は増えているようですが、(2014年には34% 、2017年には41% )、それでもまだ半分以上の人が「unacceptable」と答えているようです。
(まあ、acceptableとかunacceptableとかなんか上からな感じがするのがちょっと引っかかりますが…)
ゲイバーの少なさから言っても、まだまだなんですかね。
実はシドニーに留学してたんですが、シドニーも東京に負けず劣らずたくさんゲイバーあった記憶ある。あと、同性のカップルもよく見かけたし。
ただ年々ポジティブな意見が増えていってるっていうのは良い兆し? ゲイバーも私がエストニアにいるうちに増えるんじゃないかなと勝手に思ってます。