Tere hommikust!
エストニア移住以来の夢が最近できました。
夢と言ったら大袈裟ですが、やりたいことっていうのが、ここ数年ほんとに特になくて。
エストニアに行きたいっていうのが叶ってからは、のほほんと過ごしてたわけです。
が、最近、ふつふつと沸いてきたのが、日本のお茶(特にほうじ茶)をエストニアに広めたい、というものです🍵
そんな訳で、今回日本への一時帰国にあわせて、日本のお茶どころといえば静岡に行ってきました。
静岡牧之原市の「お茶振興係」Oさん
中高時代の友達に、実は最近日本のお茶をエストニアに持ってきたいと思ってるんだよねと話したら、その子が教えてくれたのが、「お茶振興課」なるもの。
さすがお茶どころ静岡、その名の通り、各市役所などにお茶を振興させるためのチームがあるんです。
静岡県の各地にお茶振興課はあるのですが、その中でも1番ウェブサイトが見やすかったのが牧之原市お茶振興課。
2週間ほど迷った挙句、勇気を出して電話。
私はこういうのかなり苦手です。じゃあやるなって話なんだけど、やりたい気持ちはあるので…でもお腹が痛くなるくらい、知らない人に電話したり、知らないお店に入るのは苦手。
しかしそんな心配とは裏腹に、電話に出てくれたお茶振興係のOさんはめちゃくちゃ親切!!!
牧之原市及びその近辺の、おすすめの茶園を教えて下さいました。後で見たら、30分以上電話してました。
どうやら1番の問題は、EUの厳しい残留農薬基準をクリアできる茶園があるかどうか、というところらしく、お茶園の中でも無農薬のところ、そしてすでに海外輸出しているお茶園を中心に、Oさんは教えてくれました。
3時間半かけて静岡へ。5つのお茶園にお邪魔する
無免許のわたしは、父親を捕まえて、土曜日に片道3時間半以上かけて、車で東京から静岡に行ってきました。
エストニアの距離感覚に慣れると、3時間も車を走らせて、まだ同じ国内ってのがびっくりです。エストニアなら多分ラトビアとかロシアに入っちゃうのでは…
日本はでかいな、とシンプルな感想を抱きました。
ドキドキしながら、最初のお茶園に入店。
でも何から話したら良いのかわからず、とりあえず、「お茶振興係のOさんにお話を伺って来ました、エストニに輸出したい」という旨をしどろもどろになりながら説明。
すると、すでにOさんがお話ししてくれてたらしく、「話は聞いてますよ」と。
アポ無しで押しかけた小娘に、丁寧にお茶の説明をしてくださいました🍵
マレーシア、タイには日本で売っている物をそのまま輸出してるけど、ヨーロッパは今はあまりしていないこと。でももしするなら、EUの農薬基準も対応可能であること、など教えてくれました。
この後も、4つのお茶園をはしごしたのですが、どのお茶園もみなさんすごく親切。
お茶を飲んでると優しくなるのでしょうか…
エストニアへ輸出するために
必要なのは、まずいくつ買うのかを決めること。そして、EUの厳しい農薬基準を通ること。
エストニアに持ってきたら、どこで売るのかを決めること。通販?それともアジアショップに置かせてもらう?
いろいろやりようはあると思います。
でも、どう上手くやるかを考えるより、まずはやってみることが大事かなと思ってます。
エストニアのカウンセラーも、「good is enough, perfect is bad」(パーフェクトにやろうとするのは実は駄目。それじゃあなかなか実行に移せない。「良い」って思ったら、それで十分)と昔言ってたし。
静岡に実際に行ってみて、茶畑を見たり、東京では見たことないお茶の種類(和紅茶やアールグレイ緑茶、香り緑茶など)があったり、おもしろいお茶文化が広がってることにびっくりしました。
エストニアはマーケットとしては小さすぎるかもしれないけど、利益目的というよりも、普通にお茶を周りの人に広めたいという気持ちがますます大きくなりました。
まだまだ始まってもないですが、ゆっくりでも進めていきたい。
お茶園の方々、牧之原市お茶振興係のOさん、ありがとうございます!
今回伺ったお茶園
- お茶の小栗農園
- グリンピア牧之原
- 荒畑園
- 高柳製茶
- 無農薬茶の杉本園