3ヶ月ぶりにエストニアに帰ってきた!日本とのギャップ

tadaima-estonia エストニアで生きてる日記

ただいまタリン👋 先日、3ヶ月ぶりにエストニアに帰ってきました。

普段、日本に帰るときはせいぜい1ヶ月くらいの滞在なので、今回は自分的にかなり長かったです。最終日の夜は、「エストニアに帰りたくない…」と思い過ぎて、お腹が痛くなりました。

久しぶりなこともあってか、エストニアに着いたら、いろいろ日本との違いというか「おお!」と思うことがあったので、それらについて書きます。

全部めちゃくちゃ主観なので、ご了承ください。

⛪️日本と比べると、宗教施設を見かけない

エストニアは、ヨーロッパの中でもかなり宗教信仰の薄い国だと思います。

Estonia and the Czech Republic are the two nations that often claim to be the least religious in Europe.

(中略)A Eurobarometer poll in 2005 found that only 16% of the Estonian population believed in God. With this number, Estonia hit the bottom of the list.

エストニアとチェコは、ヨーロッパで最も信仰心の薄い国だとよく言われる国です。

(中略)2005年に行われたEurobarometerの世論調査によると、エストニアの人口のうち、神を信じている人は16%だけでした。この数字は、調査国の中で最も低いです。

ー The Guardian:Is Estonia really the least religious country in the world?

エストニアでも、ロシア系の人の間では、もう少し宗教信仰が盛んな感じです(ロシア正教)。

信仰心が薄いエストニアでは、あまり宗教施設(教会とか)も見かけません。もちろん、旧市街には半ば観光地化している教会はいくつかありますが、日本と比べると、普通の場所にはそこまで見ない印象です。私が見逃してる可能性も無きにしも非ずですが。

 

一方、東京に帰って改めてびっくりしたのが、寺社の多さ。そこいら中にある。

帰省中はかなり寺社に行っていました。全然信仰深くはないんですが、日本の寺社って都会にあっても自然が多いので、癒されるし良いんですよね。

ちょうどコロナで人混みに行くのもアレなので、寺社がちょうど良かったです。

 

台湾やウクライナに旅行に行ったときも、寺社や教会が結構あるなあと思いました。特に台湾は、台北の商店街のど真ん中に突然寺社があったりしておもしろかったです。

ウクライナの教会で祈った日にホステルでパソコン盗まれましたが。でもある意味パソコンだけで済んだから、ラッキーだったんでしょうか…。

🕺🏻背が高い(+自転車が見つからない)

やっぱり、エストニアおよびフィンランドの人たち、背が高い。成田空港からヘルシンキ空港に着いたとき、あまりにも周りがでかすぎて、びっくりしました。

逆に、日本に帰ったときは、迎えに来てくれた父親があまりにも小さくて、「縮んだ?」と聞いてしまいました。

日本でも常に背の順一番前だったわたしは、エストニアでどれだけ小さく見えているのでしょうか。知りたくないですね。

ちなみに、エストニアの平均身長は、男性:181.59cm、女性:168.67cmだそうです。(2019年のInsider記事より)

日本は、男性:172.1 cm、女性:158.5 cmとのこと。(これは、Wikipediaですが)

約10cm違うんですね。

でも不思議なことに、長くいるとその環境に慣れてきます。また、自分が小さいって窓に映った姿を見たりしない限り、なかなか感じないんですよね。どこかで聞いた話ですが、人は実際よりも自分の身長を高く感じるらしいです。真偽は定かではないですが、実感としては合っている気がします。

ウクライナで知り合った女の子を、割と背が小さいなあと思っていたんですが、一緒に写真撮ったら自分の方が10cmくらいは小さくて、ハッとなりました。

まあ、自分の感じ方は変えられても、自分の身長(現実)は変えられないんですけどね😇

(cosmetic height surgeryまたはstature lengtheningと言って、背を高くする手術もあるようですが。)

追記🚴‍♀️:

つい最近、タリンの自転車屋で自転車を物色していたのですが、自分に合うサイズの大人用自転車はありませんでした。

大人用自転車の中で一番小さいのが、タイヤが26インチのものだったのですが、試乗したら地面に全く足がつきませんでした。それを見ていた店員さんも「これだと危険だね」と一言。

子供用の自転車も試乗したんですが、それはぴったりでした。タイヤは24インチでした。ただ、真っピンクな上に、わざわざ自転車のボディに『for Kids』って英語で書かれていて…。買いませんでした。

日本にいた時には家族で使っているママチャリに乗っていたんですが、それはどうやら24インチタイヤだったみたいです。日本だと、大人用自転車でも、24インチから売ってるんですね。

国によって、売ってる自転車のサイズが違うと初めて知りました。まあこんだけ平均身長が違ったら、自然なことなのかもしれないですね。

😶「自分がすごい外国人…!」

初めて日本に来たときに、ピーター・バラカンは

「今でも覚えていますが、東京に着いたのは’74 年の7月1日です。翌日に初めて丸ノ内線に乗ったら、座席に座っている人がみんな黒髪なんですよ。それを見て『ああ、アジアに来たんだな』と強く思ったことが忘れられません」

ー POPEYE:二十歳のとき、何をしていたか? ピーター・バラカン

と思ったそうですが、私は、ヘルシンキ空港に帰って来たときに、アジア人が自分とあと数人しか見当たらずあとはほぼ全員白人の人だったので、「ああ、ヨーロッパに帰ってきちゃった」と思いました。

ヨーロッパと言っても、イギリスやベルギーなどもっと人種が多様な国もありますが、ことフィンランド・エストニアに関しては、ヨーロッパの中でも人口に占める白人の割合が圧倒的に高い国なんじゃないかなと思います。

別に分かった上で来ているので、それが良いとか悪いとかいう話ではなく、ただ単純に、アジア人である自分がめちゃくちゃ外国人であるってことをヘルシンキ空港に着いて感じたという話でした。

 

最近、いつかヨーロッパではなくアジアに住みたいと少し思っているのですが、その理由の一つは、これです。

エストニアでは特に自分の外国人感が強いので、もう少しそれが薄まるところに住んでみたらどう感じるのか試してみたいです。

例えば、韓国のソウルに旅行に行ったとき、私が喋らない限り、周りの人は私が外国人だと分からないという感じで、それが新鮮でした。

同じ国の人だと思われなかったとしても、アジアの国だったら、エストニアにいるよりかは自分の存在が周りに馴染むのかなと想像したり。

見るからに外国人であることはそれはそれで面白いこともあるんですけどね。知らない人に話しかけられたり……。

まあそもそも見た目で外国人だと決めつけるのは時代遅れな気もしますが。

 

エストニアだと東アジア系っぽい人が、実はグルジア、アルメニアあたりの人だったりしますね。

グルジア料理のレストランで、同僚とご飯食べてたら、離れた席に日本人女性に見える人がいたので、お互いしばらくじーっと見つめ合っていたのですが、アルメニアの人でした。

なんで分かったかというと、私と一緒にご飯を食べていた同僚が彼女のことを知っていたからです。(もはやお決まりの、エストニアの狭い世界

👺マスク相変わらずしてない

エストニアのコロナ感染率は、一時期ヨーロッパワーストになっていましたが、それでもやっぱり外ではマスクしていないですね。

空港からタクシーに乗って帰ってきたのですが、そこで道行く人を見てて、マスクを外でもしていた人は盛らずに、1人か2人しか見ませんでした。

まあでも、エストニア人の同僚から言わせると、「エストニアは人も少ないし、換気できない中はともかく、外ならする必要はない」らしいですが。

外でマスクしてると、たまに視線を感じます。そのくらい、マスクしている人はいません。特に最近天候が良くて、みんなコロナ忘れてるのでは?と思うこともあります。

🍊近所のスーパーがさらにペーパーレスに

近所のとあるスーパーが、今までもかなりペーパーレス・電子化されていたのですが、さらに進化していました。

もともと、カードリーダーのようなものを、商品に自分でピピピと当てて、最後自動レジで会計するスタイルなんです。つまり、店員さんの手助けは一切必要としません。

前までは、果物や野菜を計量して、その重さに基づく価格が、シールになって出てきて、それを果物・野菜に貼って、カードリーダーをピッとしていました。

が、帰ってきたら、シールが無くなっていて、計量するときに、画面に価格とバーコードが表示され、それをカードリーダーでピッとする仕組みに…!!!

これは、かなり嬉しい!

というのも、前まで使っていたシールが、ビニール袋について取れなくなったり、ビニール袋がそのせいで破れたり、など不便を感じていたので、この厄介者がいなくなり、幸せです。

日々進化するエストニアのスーパー(LOVE❤️)

🍔ハンバーガー、7.5€(割引後)

日本に帰ったら、やっぱり外食の安さを感じました。

天丼、インドカレー、韓国料理、ピザなどを出前館で頼んで家族で食べていたのですが、1人換算するとだいたい1,000円行くか行かないかくらい。

1,000円って言ったら、7.53ユーロですよ。(2021年5月16日の為替レートにて)

まあ今かなり円安になっているっていうのもありますが、日本の方が給料水準は高いのに、エストニアと比べると外食はかなり安い価格設定だと思います。

ちなみに、エストニアに帰ってきてから、ハンバーガーを買ったのですが、1個7.5ユーロでした。しかも、「今日のスペシャル」でいつもの価格より割引されてこの価格。普段は、9ユーロとからしいです。

エストニアは、ヨーロッパの中でも外食の価格が給料水準に対して高いんじゃないかなと思います。

そういえば、こんなニュースもありました。

Estonia was among the top three European Union countries for percentage of household spend on food in 2019, according to a recent survey.

The survey, conducted by the EU’s own statistical office, Eurostat, found that Estonian households spent 19.3 percent of their total outgoings on food products and non-alcoholic beverages in 2019, compared with an EU average of 13 percent.

2019年の家計支出に占める食品の割合で、エストニアは欧州連合(EU)加盟国のトップ3に入りました。

EU独自の統計局であるEurostatが実施したこの調査によると、2019年にエストニアの家計が食料品と非アルコール飲料に支出した割合は19.3%でした。EU平均は13%です。

Estonian households among EU’s highest spenders on food in 2019

ちなみに、エストニア以上に食品への家計支出割合が高い国は、ルーマニア(26%) とリトアニア(20.2%)だったそうです。

逆に、家計支出の中で食品の割合の低い国は、アイルランド(8.6%)、ルクセンブルク(8.9%)、オーストリア(9.7%)だそうです。

この記事には、エストニアではインフレが長らく問題視されている、と書かれています。

外食が高いのは、このインフレにプラスして、外食文化がそもそもそこまで盛んじゃないせいもあるのかな〜と思います。

エストニアの普通の人は、日本の人ほど頻繁に外食しているイメージが無いというか。

まあ人にもよるんでしょうが、少なくとも私の周りでは、そういう印象があります。

逆に、台湾に行った時は、日本以上に外食することが当たり前な文化だなと思いました。朝から外食するんだ?!とびっくりしたことも。現に、台湾人の元同僚は、エストニアに来ても、外食頻度多めでした。

 


 

皆さんは、どんなところで違いを感じますか?もしくは意外と同じだなと思うこともあったりしますか?

 

そろそろ記事を締めようと思って、無難にまとめ始めました。

 

最近、もっぱら天気が良くて嬉しいのですが、明日から1週間ずっと雨模様みたいなので、今晴れているうちに散歩にでも行ってきます。

アディオス!

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