時代錯誤な歌詞は受け入れられない？：秋元康さんが日韓の女性BTSファンから嫌われまくっている

今回、ぜんぜんエストニアに関係ない話します。

韓国の人気グループBTSの新曲を秋元康が作詞……悲鳴が起きている

最近、韓国のBTSっていうアイドルが好きです。全米ビルボード1位取ったり、ワンダイレクション以来、今世界で一番活躍しているボーイズグループだと思います。

ね、すごいでしょ。アジア人でここまで国際的に活躍しているの珍しいから、勝手に誇らしく思ってる。

が、今日大事件が起きました。

秋元康さんが、BTSの新曲の作詞を担当することが発表されたのです。

Twitterで日本から、韓国から大拒絶反応。

今、Twitterで「BTS 秋元康」って検索したら、「なんで」とか「嫌」とか、今回のコラボレーションに反対の声で溢れています。

他人のTwitterを勝手に引用したくないので、引用しませんが、喜んでいる人は基本いない感じです。気になる人は、検索してみて下さい。

特に、面白いと思ったのは、韓国からも拒絶反応があることです。

右翼的な行動をしたこと(※)、そして女性差別の歌詞を書いていたことが問題視されているようです。

※（これは、安倍さんとの仲の良さのこと？ この点に関しては、何の行動について言及しているのかソースが見つかりませんでした）

世界的な政治コンテクストから、秋元康さんは外れてる？

私も、秋元康さんが作詞担当するって聞いた時は、「げええええええ」って思いました、素直に。

何でかというと、やっぱり女性差別的なところが多い人だと思っているからです。

特に、「アインシュタインとディアナ・アグロン」の歌詞とかは、炎上もしましたが、最悪だなと思いました。

〈難しいことは何も考えない 頭からっぽでいい 二足歩行が楽だし ふわり軽く風船みたいに生きたいんだ〉

〈女の子は可愛くなきゃね 学生時代はおバカでいい〉

〈テストの点以上瞳の大きさが気になる どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさせてグリーのように〉

〈世の中のジョーシキ 何も知らなくてもメイク上手ならいい ニュースなんか興味ないし たいていのこと誰かに助けてもらえばいい〉

〈女の子は恋が仕事よ ママになるまで子供でいい それよりも大事なことは そう スベスベのお肌を保つことでしょう？〉

〈人は見た目が肝心 だってだって 内面は見えない 可愛いは正義よ〉

（Yahooニュースより）

特に、女性の権利活動が世界中で高まる昨今で、この歌詞はない、というか「どの時代を生きてるの？」って思います。

逆に、BTSの成功の理由は、世界のトレンドにマッチしていることなんじゃないかな、とにわかながら感じています。(本当に、最近好きになり始めたばかりなので、詳しい方は間違っていたら訂正して下さい)

例えば、「IDOL」という曲では、自分を愛することについて歌ったり。

これも、ちょうどself-loveやself-careが重要視されている世界の（特にアメリカの）時流にぴったり合ってるなと思いました。

才能はあっても、、、

今回、秋元康さんが作詞を担当することになったニュースを受けて、よく見られた意見は、

秋元康が才能があるのはわかるけど、その人自身が嫌

というものでした。確かに、「川の流れのように」とか、あるもんね。作詞家としての才能を疑っているというよりも、その時代に合っていない思想・BTSに合わないんじゃないだろうかっていう思想が嫌なんだろうと……。

音楽の才能だけじゃ無くて、その時代に合った発信をしているか、時代の政治（ポリコレも含む）コンテクストに合っているのかというのは重要なんだな、とこの一件を経て改めて思いました。

self-loveを歌うBTSに惹かれたわたしとしては、今度の新曲が、時代錯誤の変な歌詞にならなければいいなと強く強く思ってます。