こんにちは、ゆみこです。
エストニアに引き続き、「美女が多い(と言われてる)国」に来ました。
こんな記事から
→こんな記事まであるくらい。
エストニアに比べても、キエフでは美女が多いというか、しっかり化粧して綺麗な服を着て着飾ってる女性がすごく多いです。
しかし、現地の人と話したりする内に、この国の「美女」の背景には、手放しに褒められないような部分もあるんじゃないかと感じています。今日はそんなことを書きます。
華やかなウクライナ女性、そして越境する男たち
「ウクライナの女性は、食事を質素に抑えてでも、洋服やメイクにお金をかける」
そう言っていたのは、キエフで泊まったAirbnbのホストのウクライナ人女性。
確かにエストニアからウクライナに来てびっくりしたのは、化粧している女性、ハイヒールを履いてる女性が多いこと。
エストニアは、自称北欧なだけあってか、ノーメイクに近い人や通勤でもスニーカーの女性がほとんどな印象があります。なんていうか、自然派。
でも、キエフでは、多くの女性が「気合入ってる!」という感じ。
同上のAirbnbホストが言っていたのは、「女性は美しく着飾らなければという社会通念が特にウクライナでは強い」ということ。
彼女も若い頃はそう信じていたって話していた。(現在40代)
さらに、そんなウクライナ人女性を妻/恋人にしたいと、ヨーロッパからウクライナに来る男性たちもいるとのこと。
これは、ウクライナによく来るエストニアの人も、同じことを言っていた。
ウクライナ人女性は、よく着飾って、さらに家のこともやるから、ある意味「都合の良い女性」を求めて、ヨーロッパから男性たちが来るらしい。
これは、誇張してるところもあると思うし、もしかして今はそこまで顕著ではなくて、ステレオタイプなのかもしれない。ただ、現実に近いところもあると思う。
“美しさ”は、男女格差の現れ?
日本の女性もよく同じことを言われがちだ。美しいのパートじゃなくて、家のことをよくやる、男性をたてる的な。
こういう話を聞くと、「ウクライナ美女!」の言説も、わぁほんとだ〜ウクライナ人の女性は美しいなぁ〜ってただ受け止められなくなってくる。
フィンランドとか男女格差が小さい国ほど、がちがちに着飾った女性が少ない。エストニアもそうだけど。
女性がメイクしなきゃとか着飾らなきゃとか、そういう古い価値観は、男女格差も反映してるのかなと思う。
特に、ウクライナでは、良い服・良いメイクをしていても、生活水準は低いことも多い。でも、生活を切り詰めてまで着飾る意味って何なんだろう?と思う。
別に本人達にとってはそれが普通で、無理にやっている感はないのかもしれないけど、ウクライナの給与水準を考えると、ネイルサロンに通ってジェルネイルしたり、高そうな服を着てる女性の多さにびっくりする。
例えば日本でも、メイクしてる女性が多い。エストニアにいたとき、「日本に行くんだけど、メイクしないと無礼って思われるって本当?」って複数の外国人女性から聞かれた。
日本も、ウクライナも、女性が着飾る背景には、自分たちの意思だけではないものもあると思う。社会からそうするように期待されてるから、する、みたいな。
「ウクライナ美女」の話が、ネットでもリアル世界でも、ウクライナといえば美女!ってくらいに頻出するので、気になったことを書いてみました。
(ていうか、そもそも本当に美しいのかな?とも思う。多くのウクライナ人が同じように美しかったら、それってもはやその国の「普通」なのでは……。)
では、パカパカ👋🏼(ってよくウクライナ人が言ってる。ロシア語で、じゃあねバイバイみたいな意味っぽい)