巨人の国エストニア(男性平均183cm・女性平均169cm)で151cm日本人が舐められずに生きるのは無理か

エストニア生活

こんにちは。今日は先日行ったカウンセリングの一部について書きたいです。

「私が2mで屈強な見た目の白人男性だったら舐められずに生きていけるのに…」と言ったら、「今からそれになるのは不可能でしょ」と極めて冷静にかつ軽くカウセラーに言われた。

そうか、無理か。

自分のこの体で、この身長で、どうにかやっていくしかないんだと、知っていたけど、良い意味で諦めがついた。

 

世界で3番目に背が高いエストニア(男性の平均は182.79cmでオランダ、モンテネグロに次3位ソース)で151cmという背丈がどのくらいあり得ないのかを日本の皆様に共有したい。

自転車を買いに行ったら、「君の背に合う大人用自転車はない」と言われる。子供用は大人用体重に対応していなくて危険だからやめたほうがいいと言われる。つまり、私が乗れる自転車はないってことすか?

諦めずに今度はあえて中古の自転車屋へ。極めて怪しい出どころ(廃品回収の自転車をフィンランドなどから仕入れてるらしい)だが、なんとか私の低い身長と短い腕に合っている自転車を見つけてもらう。サドルを合わせてもらっているときに「君は小さいから、だいたいこれくらいかな〜。160cmくらいでしょ?」と言われる。

「いや、151cmです」と言ったら、「そんな数字(150台)の身長、初めて聞いた!」と言われた。その反応にこちらも驚く。

ウクライナ人の女の子とエストニアで売られてるズボンの丈が長いと言う話になって、ほらこんなに引きずっちゃうんだよねと言ってたその子の身長は、165cm。でけえよ。

他にも細かいことが日々ある。

まずトイレに座っても足はつかない。バスのベンチでも足はつかない。足は基本つかない。

トイレの鏡に自分が映らない。頭の先だけ映ることもある。

普通に子供用の服を着ている。足だけでなく腕も短いので。

友達の小4娘に背を抜かされる。

テコンドーのレッスンで6歳の男の子とペアを組まされる。

台所が高すぎるので、赤ちゃん用の踏み台を使って皿洗いや料理をしている。

逆にどのくらい周りが高いかの例も…。

190cm超えてる人も、「そんなに高くない」とか言う。その人と話していると、首が筋肉痛になる。

友達のおじいちゃんは2m超えている。

12歳からビーガンの女性の同僚は180cm超え。

 

低身長で付きまとうのは、一人前の大人扱いされないという事実。

もしくは、恐怖、不安、劣等感。

 

「なんだこの小さいアジア人は」と初対面の人に思われてるんだろう。

奇妙に思われる/舐められる、の2択。

 

今住んでいるアパートが水関係の事故にあい、改修中なのですが、工事現場の人が来たときに、こんな見た目の私がテナントだから、適当な仕事をされるんじゃないかと思った。

だってどう見ても怖くない。

言いくるめやすそう。

反論してこなさそう。

実際、衝突が苦手だから、低身長じゃなかったとしても言いくるめられやすいタチだと思う。

それを変えたいという話をカウンセラーにしていた。その流れで、私が屈強だったら〜の話が出てきた訳である。

でも、無理なんだって。そっかーーー。

 

151cmから2mになるのは無理だが、少し強くなることはできるのでは。

ということで、最近筋トレをしている。

ジムには行かず、「海辺のチョコザップ」(と勝手に命名)に行っている。

タダで使えるジム用具が海辺に置いてあるのである。

こんなチビでいかにも弱そうな私がジム用具を使うなんておかしいかな、人が見たら笑うかな、と頭によぎる。

でも、悪いことをしている訳じゃないし、今この時点で誰かが指差して笑っているわけでもない。

とりあえず、やってみることにした。

昔見た時はなかったが、見たら英語の説明が追加されていた。

重りを最小に変える。45kg →→→→→→→ 5kg

誰も見てない。5kgでも恥ずかしくない。

イラスト付き、かつ英語説明文付きだから、これ以上なく分かりやすい。

やってみる。できた。

腕の運動を40回。腹筋を20回。

次の日もまた来て、今度はそこにある用具全てを試した。子供用も含めて全て。

これはなかなか良い。

海辺だから気持ちいいし、青空が見えて爽快。

ジムと違ってタダだし普段着でできるから気軽。

フィンランドの会社がタリン市と共同でやっているらしく、どうにか続けてもらうために、QRコードをスキャンしてフィードバックフォームを打ち込む。

☑️毎日使っている

☑️全ての器具を使っている

にマークする。これは続いてもらうための、ついてもいい嘘です。

今日また行ったら、直前に私を自転車で追い抜いて何故かベルではなく口でぶぶー!と言ってきたおじさん2人組も、同じ目的で来たらしく、出くわす。(私も自転車で来ている)

これは気まずい。が、何か言われたわけでもないので、おじさんたちが使っていない器具から使う。

おじさんたちがどいたら、腕の器具もやった。怪訝な目で終始見られてる気がしたけど、私が子供みたいにチビなアジア人であることは変えられない。でも、筋肉量は変えられる(頑張れ)。

 

オーストラリアに留学していた時、エッセイの課題で「私も白人留学生になれたらいいのに」と書いた。シドニーはアジア人がたくさんいて、アジア人留学生がアジア系以外のコミュニティに馴染むのは難しかった。

ヨーロッパや北米から来た白人留学生はすぐにオーストラリアに馴染んでいるように見えた。私はただのアジア人(中国人)留学生の1人にしか見られていなかった。

日本人だと言うと、態度が変わる人もいた。あ、なんだ、大量の中国人の1人じゃないんだ!という感じだった。

その時も、エストニアとはまた別の意味で、自分がアジア人じゃなかったらいいのになと思っていた。

ただアジア人であるおかげで、中国人の親友ができたから、結果的に良かったのかもしれない。

 

エストニアはシドニーとは全く違う。アジア人だからと言って嫌な顔されることもそんなにない。まず、そもそも我々の数が少ないので。

ただそれでも自分の姿が意味することに、嫌悪・劣等感を抱くことはまだある。舐められない見た目だったらと願わずにはいられない時もある…。

ただカウンセラーの「それになるのは無理でしょ」というカラッとした一言のおかげで、少し前進した気がする。これで強気なチビ日本人が誕生する日も来るかもしれない。