多様性の意味@エストニアオフィス

エストニア働き方

相も変わらず、リモートワークをしています。

今日、多様性について考えることが2つ起きたので、書きます。

「このデザイン、日本に対してoffensiveじゃない?大丈夫?」

今朝、Slack見たら、話したことのない会社の人からメッセージが一件。

「ちょっと変な質問なんだけど、オフィスで、日本をテーマにしたデザインを1つの部屋に取り入れようと思ってて、こういうデザインを考えてるんだけど、日本の文化に対してoffensiveになっていないか確認したくて、メッセージした。どう思うか教えてくれたら嬉しい!」

といった内容のメッセージが、デザインのファイルとともに送られてきました。

そのデザインは、まあ外国の人が好きそうな、日本のデザインだった訳なんですが、わたしはこのメッセージを送ってくれたことに結構感心しました。

ちゃんと、差別的・侮辱的になっていないか、当事者である日本人社員に聞こうと思ったところが、当たり前かもしれないけど、しっかりしてるなと思いました。

人種的な表現として、デザインに少し気になる箇所があったので、そのことを伝えて返信。

ただ、わたしは人種表現に関して、センシティブになりすぎてる面があるかもしれないと自分で思っている部分があるので、「他の日本の社員にも聞いてみたらいいと思うよ」とも書いておきました。(そしたら、「もうすでに聞いてる〜」と返ってきたけど。さすが。)

こういう国をテーマにしたデザインの部屋が会社には他にもあるんですが、それもその度に該当の国の社員に聞いたりしてたのかな〜と思ったり。

多様性って、実用的?

多様性って、なんか綺麗事でも、ただ本とか論文で出てくる概念でもなくて、こういう実用的なことなんじゃないかなと思いました。

今働いてる会社には、70を超える国籍の社員がいるらしいのですが、そうやっていろんな国の社員がいることって、他の国の文化とかにもっと敏感になることにもつながるような気がしました。

もし、エストニアのオフィスに1人も日本人がいなかったとして、で、日本をテーマにしたデザインの部屋作ろうよとなったら、もしかしたら日本人が見たら「え…?」って思うような(無意識だとしても)差別的なデザインが、採用されてるかもしれないし。

今回に限って言えば、そもそもデザイン自体にそこまで問題はなかったんですがね。

わたしの語彙力の限界が来てるかもしれないんですが、伝わってます……?

多様性ってこういうことなんじゃないかって思ったんです。(ちゃんと伝わってるか自信がなくなってきたけど。)

もしわたしのチームリードが女性だったら

上の件と関連して、多様性について考えたことがもう一個今日あったので、それも書きます。

今日ていうか今週、生理前のせいか、ずっとだるくて、不機嫌というかローテンションなんですね。

でも、今日はチームリードとの1 on 1(一対一のミーティング)があったんですけど、そのミーティングでさえもやっぱりずっとだるくて。

わたしがKPOP好きだとチームリードは知っているので(チームリードは、というか、チームほぼ全員知ってる)、BlackPinkとレディガガがコラボする話を振ってくれたりして。

チームリードは基本的に優しい人なので、ありがたいんですけどね。

でも、それでも、やっぱりだるさを隠しきれないというか。

「生理前なんで、めっちゃだるいんです」ってもしチームリードが女性だったら言いやすかったかもしれないな、ってスーパーに行く道で思ったりしました。

いや、これは、「チームリードは全員女性であるべきだと思う!」っていう話じゃなくて。

日本のデザインが、日本の当事者である社員に聞かないとOKかどうかわからなかったように、女性のチームリードだったらわかることがあるような気がして。

わたしが働いてる会社は、女性のチームリードもたくさんいるけど、でも上位層に行けば行くほど、やっぱり男性が多いです。

いろんな意見とか考えとかを持つためには、同じような人たちのかたまりじゃだめなんじゃないかな、とプリズマ(エストニアにあるフィンランド系のスーパーマーケット)で思ってました。

 

まあでもこれは、多様性だけの話じゃなくて、生理がいかにタブーになってるかっていうのとも関係ある気がしますが。ただ、生理がタブー(というか、話しづらい話題)になってるのは、そもそも男性中心の社会だからなんじゃないか、という気もしますが。女子校では、別にそんなにタブーじゃなかった記憶。

 

そんな、多様性について、考える2つの出来事があったので、書きました。

 

エストニアはヨーロッパの中でも男女の賃金格差が大きい国らしいのですが、わたしが働くエストニアの会社でも、もっと管理職というか上の層に女性が起用されるようになるべきだと思います。

会社で知り合いの女性の社員が、「社内のTechイベントでプレゼンしたら、『今回はプレゼン側に女性がいる!!!』って驚かれた」って言ってた。(わたし:「それ、笑えないね」)

 

今のチームリードのことは、チームリードとして好きだけどね!

 

いつまでも、ボーイズクラブじゃだめだよね。

 

ciao!

 

追記:昔こんなブログ記事も書いてた。

estonian-mania.tokyo

 

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