上達は、ゆるゆると

エストニア生活

リラックスしないと溺れる

体をリラックスさせると浮く

どこかに緊張があると沈んでいく

そのまま何もしないで、前に進もうとかも思わないで、ぷかぷかしていると浮く

浮いてからゆっくり手を動かしてその後足を動かす

 

書道もそうだった。

いやしかし途中からずるもしたけども。ただ、すごくゆっくりやったのは確か。

 

いつも体も心も緊張してリラックスしていない。怯えてる、気にしてる、焦っている。

わーリラックスできるわーって思う時ってあるだろうか?

 

若者なんてこんなもんか…。(今も若者なのかというのは置いといて)

 

平泳ぎができない理由が小学生以来20年間わからなかったけど、今日パッと見て水泳が得意な友達が教えてくれた。

わかっている人に見てもらうとこんなに話が早いのか。

20年間わからなかった平泳ぎの謎が、1分でわかるとは。

 

リラックスすることが秘訣だったのは、なんというか自分っぽいなと思った。

いつだってアセアセしている。

 

小学生の時はただ単に変な泳ぎ方だけど、とりあえず50m泳ぎ切ってるから合格になった。何回か挑戦したけど。

先生も教えてくれなかったというか見てなかったのかな。

 

リラックスして体を浮かす。

その後は、焦らずにまず手を動かす。

手が胸の前に来たところで、足を動かす。

 

今まで全て同時にやってて、とにかく息継ぎと前に進むことに必死だった。

 

前に進もうとか思いすぎないでいいらしい。とりあえず浮こう、で、手も適当に動かせばいいって。

 

20年間の中で一番うまく平泳できた。

まだまだ遅いし、多分できて、はないんだろうけど。

 

ちょっとずつ早くなりたいな。欲張りすぎずに。

 

近道はないのかもしれないね…。

エストニア語もそう。

なんかこう「一気に!」とか思ってしまう。

 

特にChatGPTが出てきて、何もかも一気にできてしまうから。

でも人間の能力なんてそんな変わらないっていうか遅いのだよね。すぐに成果を求める癖が…。

リラックスする方法がわからないっていうのはずっと思ってたことだけど(特にエストニア来てからの数年間)

 

プカーとできたらいいな。

今はプカーとは浮けない。まだ。

 

朝のプールはおばあさんが多いよほんとに。

 

知り合いにも偶然会って、元気そうだった。

しばらく無職だったけど、「無職でも生きていけるよ」と言ってたのが印象に残っている。多分それは希望的な意味で。

 

彼女は嫌な仕事を辞めてから、すごく人が変わったように、顔もスッキリしてる。

話しづらい人だなと思ってたけど、今はそんなに思わない。

 

歌うことが今の優先順位の一番上だって言ってて、その次に仕事、その次に今学んでることがあるって言ってて、それはすごく羨ましく思った。自分に何が大事かわかっているところが。

 

プールに通ってるのもいい影響もたらしていそう。

私は今どんな顔してるかな。

 

ところで、タリンの伝統お家芸、『どこにでも知ってる人がいる』の巻、また発動。

 

プールの後、そのまま友達と中華レストランへ。

そしたら、この友達の院のコースメイトがバイトしてた。

バイト最終日で、「あと2時間で自由の身だ〜」って踊っていた。

サービスで、日本の曲ばっかりかけてくれた。『どんどんどんドンキードンキーホーテ〜』から、始まり、小田和正まで…。

 

この踊っていた彼もそうだけど、なんか流暢に喋れるとかの言語力とは別に、面白いことが言えるていう力は絶大だなと思う。

 

一言二言で笑わしてくる力。

 

バルセロナ旅行中に知り合った日本人のお友達もその力があった。

 

私がエストニア語で面白いことが言えるようになる日、来るかな?

 

エストニア語といえば、最近お店とかでなるべくエストニア語使うようにしてる。

相手は絶対英語もわかるなって時は、少しでも話のレベルが上がると切り替えてしまうけど…。

 

Selver(スーパー)の肉・魚コーナーのお姉さんがいつもニコニコしてくれる人なんだけど、エストニア語で注文すると、最後「Thank you!」って英語で言われる。

このお姉さんもロシア系の人だけど。私が行くSelverの店員さんはほぼロシア系の人が多い。でもみんなエストニア語もできる。英語はそんなに得意じゃなそうだったりする。

 

小国あるあるなのか、スーパーでも多言語話者ばかり。

 

ルクセンブルクのmemeで流れてきたのは、スーパーのレジの人の言語対応が7言語とかになってて、「ここは国連か?」みたいなコメントついてた。しかし国連にいる人も大国出身の人は2言語くらいなんじゃないかね。自国語と英語。

 

なるべく店員さんに話しかけてるのは、言語の練習もあるけど、普通に他の人の視点を聞くというのはおもしろい。

例えば服屋でワンピース買った時に、「これにどういう色のタイツを合わせたらいいか?」って(これは英語で…)店員さんに聞いたら、「赤か白!」って絶対自分じゃ思いつかない色を言われたりとか。

 

その足でそのまま靴下屋に行って、「このワンピースに合うタイツどれだと思う?」って店員さんに聞いて(この時はエストニア語!)、めちゃくちゃカタコトながらほぼ全部エストニア語で乗り切って、白のタイツを買ったりとか。

ここの店員さんも全然英語できたけどね、ほんとは…。ただ『エストニア語で頑張ってるわね』みたいな微笑みというかフレンドリーな雰囲気を醸し出してくれて、全部エストニア語で付き合ってくれた。

 

「迷惑かも?」と思うときはやらないけど、あんまりまだそういうことないかも。

「できないのに練習のためにエストニア語で無理やり話すのは迷惑だ」っていうfacebookコメントも見たことあった。

「早く話が済むんだったら英語でやりたい」ってエストニア人の店員さん側の意見も。「確かにそうかも〜」と思ったから、迷惑にならなそうな範囲で一応やっている、つもり。

 

ちょっと変わったエストニア語の先生が教材の一つとして使ってたエストニア語の歌を貼って今日はさよなら。エストニア語がわかる人は聴いてみて。飲酒の歌。

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