こんにちは。
さっきあった嫌なことを書きます。(最悪の出だし)
タリンの港近くのショッピングモールNautica Keskusには、TradeHouseという化粧品のでかい店があります。
ちなみに、このショッピングモールは、フィンランド人に占拠されています。フェリーのすぐ近くだし、そもそもモールでも、「港から降りたら、ショッピングはいかがですか?」みたいな放送が流れています。
そこでは、タリンの他の場所では見ないような珍しい化粧品が売っています。例えば、イタリアのヘアケア製品Davinesとか。これがまあお高い!ちっさいシャンプーが一番安いのでも19€します。でも買います。
効果があるのかはわかりません。ただ、使っていて気分良くなるのと、何も添加物とか入ってないらしいのを信じて買っています。匂いもいい。
スーパーで売ってるような5€とかのシャンプー使っても髪の毛がツヤツヤしている人もいるので、きっと髪質なんてもう遺伝子かなんかで決まってて、高いシャンプー使っても悪あがきなんでしょう…。でもさせてください、悪あがき。
どんどん本題からずれていく。
そこで、洗い流さないトリートメントも買いたいなと今日は思っていたのですよ。
でも、すぐには見つからなくて。
普段ならエストニアのお店で店員さんに何かを質問するってあんまりしないのですが、どうせ知らないだろうって期待値が低いので。(ひどい。でもこれ本当ですよね?いやむしろ日本の店員さんが知りすぎているのかもしれない)
だけど、このTradeHouseは、ちょっとデパートみたいな感じだからか、店員さんが向こうから話しかけてくることが多いんですよ。「Can I help you?」って。
今日は周りに店員さんがいなかったので、迷ったのですが、いやここは聞いてみようと思い、トコトコと店員さんたちに近づく…。
60代くらいの女性の店員さんが(というかこのお店で男性の店員さんを見たことがない)対応してくれる。
「Do you have a hair treatment that you don’t wash off?」と英語で聞く。
すると、無いと言われる。
そんなことある??と思い、もう一回聞く。
ちょっと英語が苦手そうな感じだったので、Google翻訳を使って、英語→エストニア語にして聞く。
それでも、コンディショナーとかトリートメントはあるけど、洗い流さないようなやつはないと言われる。
そんな感じでしつこく聞いてると、この60代くらいの店員さんが、英語がもっと得意な店員さんを呼んでくる。この時点で私の「はあ?洗い流さないトリートメントがないなんてことあるのか?この人英語ができないだけなんじゃないか?」みたいな思いは結構顔に、態度に、出てたと思う。
30代くらいの女性の店員さんに同じことを聞く。そうすると、また無いって言う。
もしかして、あれトリートメントって英語では言わないのか?と思い、え、じゃあヘアオイルとかは?と聞く。
それならあると言われる。60代の店員さんも、「この子、さっきはヘアオイルなんて一言も言ってなかったのに!」みたいなことをもう1人の店員さんにエストニア語で言ってる雰囲気が伝わってくる。
60代の店員さんが、Joicoというブランドの商品を紹介してくれた。
Leave-in ホニャララ〜て書いてある。そうか、洗い流さないってleave-inって言うんだ。
でも28€。
こんなちっさいものが、28€。
テスターでちょっと使わしてもらったけど、まあ普通。
あんだけ色々聞いたのに結局買わないのかよみたいな雰囲気が漂っていた。
で、ちょっと気まずい感じになりながら、Aitäh…つって、当初から買うつもりでいたDavinesの19€のシャンプーだけ買う。感覚が麻痺してくるけど、これも高い。
その後、なんかすごく嫌な気持ちになっていた。60代の店員さんも、私のせいで嫌な気持ちになってるだろうなと思うと、さらに嫌だった。
あの人は切り替えられてたらいいな。次のお客さんがすぐに来て、気持ちが変わってたらいいなと。
そしてフィンランド人しか来ないようなモールで、数少ないアジア人の客が面倒なやつで、アジア人最悪って印象になってるかもしれない。
そんなことを考えて、気持ちが切り替えられないまま、モールのベンチに座って、携帯で洗い流さないトリートメントって英語でなんて言うのか検索。
Leave-in treatment
やっぱりトリートメントで合ってるじゃんか…!!!!!!!!
と思う。
best leave-in treatmentで検索して、アメリカの化粧品レビューサイトを見てると、おすすめされてる商品は10$-20$くらいする。なんで買う場所によって2倍も違うのかわからないが、アメリカでもいいやつは20$するんだあと学ぶ。
そんなことを考えていたら、どんどん自分の髪の毛の匂いがいいような気がしてきた。
高い洗い流さないトリートメントって使ったことないし、これも新しい経験で買ってみてもいいのでは?という気になってくる。
それで、あのさっきの60代の店員さんに、やっぱり買うことにしました!って言えたら、あの人の気持ちも晴れるのではなかろうか?と考えたりもした。人の気持ちを、コントロールするなんて無理なのにね。
あの人がどんな気持ちであろうと関係ないことなのに、やっぱり自分のせいで嫌な気持ちにさせただろうなっていうことが嫌だった。
だったら最初から嫌な対応するなよっていう話なんだけど。それができないのよ…。ダメだね、もう若いとも言えない歳なのにね。
人は意外と自分のことを気にしてないって、よく言われることだけど、それはこういう場合にも言えるのでしょうか?
あのおばさまは、すぐに忘れられたかな。嫌な思いは忘れない気がするけど。
28€の洗い流さないトリートメントを改めて買いに行ったら、あの店員さんはいなかった。だから良い感じに伝えることもできず。ただ高いトリートメントを買っただけ…。
私が落としたかもしれない、アジア人の印象を、ぜひみなさん高めに行ってください。港から近いので、ヘルシンキータリンのフェリー旅のついでに🛳