エストニアの19歳が立ち上げたTaxifyが起業4年目にしてユニコーンに

エストニアスタートアップ

独ダイムラーから、1億7500万ドル(約192億円)の投資を受け、配車サービスを展開するエストニア企業TaxifyはエストニアのスタートアップとしてSkype、Playtech、TransferWiseに続く、4番目のユニコーン企業となりました🦄

エストニアが福岡市と同じ人口(130万人)だと考えると、ユニコーン企業が4つもあるって実はかなりすごいことだと思う。
 
人口が1億3000万人、エストニアのおよそ100倍いる日本のユニコーン企業は、未だメルカリ1社。
 
日本がしょぼい、と言いたいんじゃなくて、エストニアがすごい。世界各国と比較しても、この人口でユニコーン4つは驚異的では?

GloTechTrendsより(2018年4月11日の記事)

さて、そんなエストニア4番目のユニコーン企業Taxifyは、たった5年前の2013年8月に19歳の青年Markus Villigが作ったのでした。お兄ちゃんと。
初めは、「エストニアにも配車サービスを」ということだったらしいのですが、それがみるみるうちにヨーロッパ、そして世界26ヶ国に広がっていた。
 
広がり度としては、SkypeやTransferWiseの比ではないし、しかも配車サービスというとすでにUberやLyftがあるのに何故ここまで成功したのだろうという疑問もあります。(これはまた他の投稿で分析したい。)
 
しかし、130万人の人口でユニコーン企業が早くも4つ目。これはすごすぎる。「何故エストニアでユニコーン企業が育ちやすいのか」、も後で記事にします!
 
今思いついていることとしては、自国の市場が小さすぎるので、「起業時からグローバル展開」という意識が根付いていることかな?と。
 
あと、これはエストニアのイベントに行くとわかりますが、完全に英語が当たり前の世界。エストニア語で開催されているスタートアップイベントなんて見たことがない。そこら辺の「当たり前のグローバル意識」がキーになっているような気がします。
 
そして、CEOのMarkusさんからはこんな発言も。
 
「エストニアのテックシーンは、急速に進化している。エンジニアリングから金融、交通までありとあらゆる産業において優秀な企業が沢山存在しているんだ。」
 
 
そして、ERR.eeはこの発言を受けて、
 
「Taxifyに続くユニコーン企業がエストニアからさらに生まれてくるだろう」
 
と書いています(同記事)。
 
次なるエストニアのユニコーンはどこになるのか?予想の記事も書きたいです。FunderbeamとかPiperdriveが来るんじゃないかと今の所思ってます。
 
以上、Taxifyおめでとうございます!🎉
(Taxifyはこの投資を受けて、300人雇用を増やす予定らしいので、気になった方は、Taxifyのキャリアサイトを覗いてみては?)
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